多汗症とは

多汗症イメージ

必要以上に汗を掻いている状態を多汗症と呼び、全身に渡って多量の汗を掻く全身性多汗症と局部(手のひら、腋、足の裏 等)に限定された局所性多汗症があります。
さらに原因が分からない原発性と他の病気に罹患していることなどが原因で生じる続発性に分けられます。

原発性局所多汗症について

局所的に過剰な発汗が明らかな原因のないまま6カ月以上認められ、以下6項目のうち2項目以上があてはまる場合を原発性局所多汗症と診断します。

  1. 発症が25歳以下である
  2. 左右対称性に発汗がみられる
  3. 睡眠中は発汗が止まっている
  4. 1回/週以上の多汗のエピソードがある
  5. 家族歴がみられる
  6. それらにより日常生活に支障をきたす

原発性腋窩多汗症

わきに発現する原発性局所多汗症です。
原発性腋窩多汗症の治療は、塩化アルミニウムローション外用やボトックス注射やイオンフォトレーシスなどを行っておりましたが、2020年にエクロック®ゲルが日本で初めて保険適応となり、2022年ラピフォートワイプ®が発売となりました。

発汗を促す神経伝達物質であるアセチルコリンを阻害する作用を持ちます。
ただし、抗コリン作用を有する薬剤のため、緑内障、前立腺肥大症の方は使用できません。1日1回、わきに外用を続けるだけで、わき汗の量の改善が期待でき、わき汗に関する悩みを持つ方におすすめです。

当クリニックでは、イオンフォトレーシスやボトックス治療は行っておりません。

原発性手掌多汗症

手掌に発現する原発性局所多汗症です。
今まで、原発性手掌多汗症に対する第一選択の治療法は、塩化アルミニウム外用療法やイオンフォトレーシスとされていました。

2023年6月、日本初の保険適応の原発性手掌多汗症治療薬であるアポハイドローション®が発売されました。
エクリン汗腺にあるムスカリン受容体に対して抗コリン作用により発汗を抑制します。