にきびとは
医学的には尋常性ざ瘡と呼ばれます。発症の原因は、性ホルモンなどの影響により皮脂分泌が活発になり、過剰に皮脂が分泌され毛穴がつまり、アクネ菌などが増殖することによって起こります。
にきびは、皮脂の分泌が多い顔面や胸背部で発生しやすく、主な症状としては、面皰（白にきび、黒にきび）、紅色丘疹（赤にきび）、膿を含む膿疱、嚢腫や結節などがあり、治癒後に瘢痕（にきびあと）を残します。
にきびは思春期だけでなく、成人になっても睡眠不足などの不規則な生活やストレス、ホルモンの乱れといった際にも生じやすくなるので注意が必要です。
にきびの治療について
当院では、日本皮膚科学会の尋常性ざ瘡治療ガイドラインのアルゴリズムに沿った適切な治療を保険診療中心に行っております。
治療の基本は、毛穴に詰まった脂を取り除くことと、アクネ菌に対する治療です。
症状に合わせて、アダパレンや過酸化ベンゾイルの外用剤、抗菌剤の外用剤や内服薬、漢方薬、ビタミン剤内服などを組み合わせて治療を行います。
これに併せてスキンケアや規則的なリズムやバランスのとれた食生活などを行うのも大切です。
